バーコラ3  2006年3月26日一応完成


昨年(2005年)オープンガーデンというものを知り、人のお庭を拝見して感じた薔薇の美しさ。
一発奮起し今年はツル薔薇を植えたいと思っています。つるバラを飾るには飾る台があるといいですね。
そこでオベリスクに続くパーゴラを作ることに。
以前のパーゴラ1、パーゴラ2と違いかなり大きなものです。
我が家は玄関の門を入るとアプロ−チが続いています。左に庭、右に小さな庭がありその奥にテラスがあります。
このアプローチのテラスにパーゴラを作ろうとしています。正確にはパーゴラとはいえないかもしれません。
透け透けの壁みたいなものです。
間を空けたのはテラスの真中で布団を干したりブルーベリーを置いていたりでテラスへの日差しを遮らないためです。
ここは日当たりも良く、風の流れもよく一等地といえます。
目的はあくまでもツル薔薇の誘引、吊り蜂、飾り物のたちのためです。

今回は
まずイメージ図を描き、実寸を測り、再度正確な図面を描き、材木を墨出し、穴あけそれを組み立てという手順で行った。
しかしいざ組み立てる段になって不具合が色々産出することとなった。理由は実寸を測る際計り忘れの個所があり組み立て時それが邪魔をしたり単純な計測ミスなどであった。

庭から見た今回作ったバーコラ バーコラ1から今回の作品を見る
庭から見た今回作ったパーゴラ
横幅6m、高さ2mほどのものである。


パーゴラ1から今回の作品を見る
パーゴラ1のツル薔薇(コクテール)、モッコウ薔薇は新芽を伸ばしている。
テラスへは左端の階段を上がる
階段の制作記
その後三角帽子の個所をセンターに移動
強度と容易さのために当初は位置がずれていたがやはり気になり移動した。
やはりこの位置がなんとなく落ち着く。

元の状態
元の状態
ステンレスの丈夫な手すりがついている。奥の建物は物置。
青い色のポリタンクとウイスキー樽は雨水タンク。


この手すりは土台のコンクリートのがっちり止まっている。径が5cmであるので両側から挟み込むことに。
使った材木は北欧パインである。これは以前住宅展示場のログハウス撤退時貰ったものでかなりの量がまだある。
子の黄を使うことに。ただ北米の2×4の規格とは違うサイズで厚みが25mm。ということはスペーサーとして2枚分を挟めば丁度ということ。

制作費として新規に購入したのはボルト、ナット類の2000円程度。

手順として

 全体のデザインを決める
 実寸法を測る
 図面をひく
 図面を元に木材を切断
 穴あけ
 塗装
 仮組み立て
 最終組み立て

準備
テンプレートによる穴あけ
止め金具に合ったテンプレートを 
作成しまとめて穴あけをした
塗装も組み立て前に行う。
こうすることで高所による塗りにくさと
塗りむらを防ぐことができる。
手前から
使い捨てビニール手袋、
塗料入れ容器、
塗り刷毛(このような先が三角形のを使用
  浸透性塗料は力を入れ塗りこむことができる)
油性のキシラデコール(水性より断然長持ち)

仮止め
仮止め
このように手すりを軸として     
コの字型の金具で締める。
とりあえず仮止めですべての
ポスト(柱)を建てる。

最終調整
垂木を同じくネジで仮止め
ネジは外から垂木、柱、
スペーサー2枚、柱、垂木と6枚の 
板を一気に止めている。
ということは
2.5cm×6=15cm
以上のボルトを使う必要がある。
慎重に水準器と垂直器にて
水平、垂直を取りネジを締めた。
一直線に並んでいる。
上部は手すりの厚み5cm分
スペーサーとして板を2枚挟んで
いるのが分かる。


補強部材の制作
3角形の真中には鉢底用の
ビニール製のメッシュを大きさに合
わせて切る。
2等辺3角形にタッカーにて止 
める。
コーナー部は補強のため接着剤
+ネジ+金具でがっちり止めている


完成
垂木は途中でつないだ。
繋ぎ目は三角形の飾りで隠した。 
庭側から見た感じ。 
大人二人がむら下がっても
びくともしない         
テラス側から見た感じ。
右端は出入り口の階段。

一応完成したがこれから伸びてくるであろうつる薔薇の誘引とか吊り鉢用の金具、後はなにかオブジェ作る予定。
なお、これだけの物を作るをほとんど一人でやりました。そのため色々工夫をしました。

其の@ コースレッドではなくボルト止めでやった
   こうすることで強度だけでなくまず片方ボルトを通し仮止めしてそこを支点にしてもう片方が作業ができる。
   コースレッドの場合、誰かに片方を支えて貰わないと作業が出来ない。
   ただ繋ぎ目部の三角形の飾りまで片方をボルト止めにしたため位置がずれた。
   これぐらいは位置をセンターにしてコースレッドで打ち込んだほうがよかった。今後の課題とする。

其のA 前もって塗装をした
   塗装を陸上でできるためじっくり塗れる。組み立てた後塗装の場合高所のため塗装が大変なのと重なり部の
   塗装が大変


なお、植えた薔薇は薔薇専門店で見立ててもらった「グラハムトーマス」と「アイスバーク」です。
うまくいけば2年後ぐらいには黄色と白の壁ができることを期待。


改良
その後三角帽子の位置やはり気になり移動した。
それとラティスを追加
やはりこの方が安定感がある 飾り方も替えてみた

ラティスの追加
考えてみるとバラ、クレマチスなどつる性の植物を這わせるにも針金などを使わなければならない。
ネット等いろいろ考えたがオーソドックスに木でラテイスを作ることに
以前木工市で買っておいた
外壁用のWRC。これは厚みが
2cm程でラテイスなど作るには
都合がいい
これを5cm幅で切り分ける これを塗装して柱に止める







    2006年4.1制作 2006.04.27加筆





[PR]動画