2005年1月16日完成
ゴミ箱といってもリビングに置くための物でそのためにインテリア性を要求されます。
従来より使っていたのが用を足さなくなってしまったのです。
というのは新しい家族、犬がゴミ箱をひっくり返すのです。私たちが居る時はさすが何もしないのですが留守にして一人で置いていると最近は決まってゴミ箱をひっくり返し内容物をその辺にばらまいているのです。
それぐらいならどういったことはないのですが困ったことにゴミ箱の中身をかじることとゴミ箱そのものをかじります。
その為にかじらせないことが重要です。長年使ったゴミ箱は引退し新たな物を作ることに。
皆さんが良く作るようにカントリー風に作ろうかなと思ったのですが手元の2バイ材では重たいし実物を見たことがないものでその構造がよく分りません。材木置き場で材木を探していた時ちょうど以前リフォームした時に余った板が。
手持ちの杉板だけで作れる物をということで考えたのが以下の形です。我が家のリビングは床は勿論、壁も天井も北欧パインです。無垢板のゴミ箱は籐のものよりシックリ来ます。
強度ですが周囲に使った板は肉厚10mmと薄いものにもかかわらずがっしりしています。
というのは底板に4cmの板を使いその周囲にこの薄い板を巻き上部で溝を切った枠にはめ込んでいます。
念のため上に腰掛けましたがビクともしません。計算通りでホットしています。
シンプルで自分としては気に入っているのですが。
完成 底辺の大きさは使用した板1枚分の幅が75mmで3枚を1辺とし225mmの 正方形です。高さは60cmです チョット高いかなと思ったのですがワンコが乗れない高さということと、手元に あった端材の高さが70から80cmであるのといつでも大きさを変えれるように 作りましたので 取りあえずはこれで。 |
元のゴミ箱 籐製のものを長年使っていました。 それがワンコの玩具となってしまい あっちこっちかじられています。 |
使用した壁材 以前台所をリフォームした際に使用した無垢壁材の残り木 檜と杉がありますが今回使ったのは杉板です。 単に部材すべて同一の物で作りたかったので揃っていたのが杉だけのことです。 |
その裏側 なっなんと裏には紙が貼っています。 ロール状になっていてこれなら貼るの が楽ちん。 私がトイレの天井を貼る際苦労した事を思い出しました。この板の存在を知っていたらと思います。 プロは工事が容易な物を使用しアマが大変な物を使用する。 情報量の差かな。 |
底板 重心を少しでも低くするため底板に厚さ4cmの杉板を使用。 幅を3枚分に合わせて正方形に切り取りました。 底は後日作り替えやすいように接着剤を使用せずネジ止めだけです。 側板と底板はフラットになるように固定後カンナがけとペーパーがけしました。 その為安定しています。 ネジも造作ネジといって少し細めの物を使用しました。 |
箱の上の部分 上の枠をトリマーで溝を切っています |
トリマー作業 このように削りたい物を工具台に挟み 左のクランプは綺麗に削るための治具です。 |
溝切った枠を接着 周囲を溝加工した杉板を額のように 接着します。 |
この枠の溝を箱の縦の部分にはめ込みます。 強度のため接着剤を付け中から釘で 留めています。 |
一晩おいてから全体にペーパーをかけ 塗装しました。 中には一応ビニール袋を引っ掛ける 物を付けています。 |
塗った塗料 ワンコがかじる可能性があるので極力 安全な物。 昨年末、展示会でAUROを大量に購入 しましたので取りあえず水性クリアーを 塗ってみる。 |
45度を正確に切る治具 スライド鋸でも当然指定角度に自由に 切れるのだがより精度良く切るために スライド鋸用の治具を作った。 原典はのほほんさんです |