2004年2月19日 一応完成
流し台といっても台所に設置するのではなく地下の工作室です。
ここには元々車を洗うための撒水線が埋まっていました。これが使いにくい。
というのは
・ホースとの接続が悪く漏れて容器内に水がたまる。
・何かする際にはかがんで蛇口をひねなければならない。
・貯めてする際はバケツなどに一旦貯めなければならない。
そのため流し台があれば便利だなと思っていました。
以上の欠点を考えて必要とする要件は
・立水栓のような物ではなく作業台が有りそこで作業ができるように(刃物を研ぐなど)
・蛇口が付いて出したり止めたりが容易にできる。
・ホースを繋いで撒水線としても使える。
・場所を広く取っているので使い勝手を考えて将来も拡張できるように。
・これらを満足し、しかも費用をできる限り安く。
プロに相談すると水は床コンクリートを割り分岐のパイプを増設するそうだ。これじゃかなり大がかりな工事。費用も結構かかります。
そこまでは必要ないので自作することに。
機会がある毎に流し台を探していましたがちょうどホームセンターで立水栓付きの流しが特価で売り出し。
当初はパーツを別々に買うことも考えましたがこれが結構するんですね。ゴムキャップが1000円など。
また、流しと立水栓別々に買うと1万円近くします。全てが半額で買うことができました。
ただ地下室の周囲が30cmほど強度維持のため3角形の張りが出ています。その為広さを有効に使うには普通の4本足ではなく特別に造る必要があります。後ろ側は壁の中の胴ぶちを幅広の物を入れコンクリートにがっちり止めそこを支えにしています。
流しは水を張るとかなりの重量です。通常の机より丈夫に造る必要があります。一応人間が乗っても大丈夫なことを確認しました。
給水は元々の蛇口を利用しトイレの給水によく使われている1mの自在継ぎ手を使いました。これなら元の蛇口は元栓として使えます。
問題は排水。一応地下の周囲に溝が有りそのまま外へ。そして下水に落ちています。ただその溝がオープンなのと下水管までの距離が長いため水が溜まります。元の撒水線を掃除してみると穴が、水を流してみると流れる。このパイプに流すことに。
ただ流しの径とこのパイプの径が合いません。HCで探したのですが売っていません。そこで手元にあるバイクオイルそそぎのパイプ。何とか旨く収まります。これならただです。圧力がかからないので。これで良いか。一応シールとして自己融着テープを撒きました。これでばっちり。使用時の注意としてパイプが細いのでゴミは流せません。この構造でしたらもしつまっても簡単にばらせます。
一応使えるようにしましたので後は使いながら改良を加えていきたいと思います。この辺は自作の強みでしょう。
◎今後の課題
天板がコンパネなので幾らペイントをしても持たないと思います。丈夫な1枚板か、全体をステン板で囲む必要があるでしょうね。
今回は取りあえず早急に使いたかったのでお茶を濁しましたが。
■購入代金 流し台4000円 自在継ぎ手(1m)900円 後の必要部材は家にある物
地下ガレージの左側面に設置 | 壁は元々コンクリートにモルタル塗り そこに胴ぶちを入れ杉板を貼っています 上から柿渋を塗っています。 左のドアーは庭へ上がり口 |
買った流し台セット ブロックを土台として庭などに置いて 使用する簡易流しセットらしい |
左の小さなパイプが排水口 | 給水は自在継ぎ手 排水はホース |
天板はコンパネを流し台に合わせ ジグソーで切り抜き、台自体は2×4で 枠を造る。塗装は念のため白色を3回塗り |
流しの排水口とホース口の異形ジョイン トはバイクのオイルそそぎを利用。 つなぎ面は自己融着テープで補強 |
流し下にも棚を造りました 後ろ足はなく壁の胴ぶちに幅広の物を 入れノーテンビスでコンクリートにがっち り止めています |
完成した全体の感じ。まだ殺風景です。 右は以前造ったガーデニング棚 左の扉は庭への出入口 後は棚とか手元照明、飾り等をお洒落に 付けたい |