2004年2月28、29日工事


屋根漆喰といっても居宅の屋根ではなく外壁の屋根のことです。

本当はこの外壁、見た目タイルと瓦がアンバランスなので私個人としては上の瓦を外し西洋風に入れ替えたいのですが。
家族、ご近所、友人の反対もありリフォームすることに。
リフームに失敗しても家自体には影響がないのと最悪潰せばいいので気楽です。

外壁は図面を見ると石積みの上に厚さ20cmの鉄筋コンクリートで作りそれをタイルを貼り一番上に瓦を載せています。
専門家に見てもらうとコンクリートに両側に一尺の張り出し、葺き土を入れ二枚仕舞、表丸瓦と正式な堀の作りだそうだ。

瓦が一部ずれているため面戸(平瓦の隙間の漆喰)が汚れています。
どうしたものかと建材店に相談に出掛ける。屋根漆喰を勧められる。難しい調合は不要で水で練っておしまい。
ついでに鶴首の鏝というものが必要と言うことで購入。
現在の漆喰を剥がす必要があるか、はみ出た漆喰はモルタルみたいにスポンジでふき取っても良いのか、もし上に塗る場合元を湿気らすのかなど細かい塗り方などを聞くがどうも要領を得ない。
ネットで聞いてみたり、工事をしている左官にも聞いてみるが、
剥がして塗るのが当然と言ったり、
現場を見なくちゃ何とも言えない、・・・・この回答が当然。
しかし家に来てもらえば依頼するしかないし。折角やる気満々なので最後はチルチン流で。

まず最初に痛んだ瓦の補修です。結構瓦の下の土が流れている箇所があります。近所の赤土を水で練る。
ついでに粘土を増すために邪道かもしれないが木工ボンドを混ぜてみる。おおっ旨く混ざる。
止めている銅線を緩めこの土を瓦下に押し込む。
ちなみに左官屋に聞いたところ我が家付近の土は昔良質の粘土の産地らしい。

次に本番の左官仕事です。
しかし初めての作業で何も要領が分らず大変でした。家の角が南を向いた東南西角地で玄関、勝手口、地下ガレージ以外、高さ3mのこの要壁が取りまいています。しかも表裏2倍の長さを行う必要があります。
試しに元の漆喰をはがしにかかりましたがきっちり止まっており取れません。
そこで上から塗ることに。
方針が決まれば後はひたすら塗っては脚立を移動、スポンジで洗うこれの繰り返しで結局2日がかりの工事となってしまいました。
脚立の上がり下り何百回、おかげで無料のアスレチックができました。

私にとってこの動けるという今が楽しいのです。

途中ご近所が見に来られ「何をやれれているンですか??」
「見ての通りです!!」

ご近所の人に取れば不思議な住人です。普通は何かあれば出入りの職人を呼ぶだけですから。

私ときたら素人工事で絶えずコチョコチョ何かしているものだから。

出来映えを見て、家族は
「思ったより綺麗になったわね」
この言葉は嬉しいですができれば少しは手伝って欲しかった。


■購入代金
 屋根漆喰 20kg 980円  鶴首鏝 1450円

使った材料。バケツで練る
右上の電動攪拌機は使い方がよく
分らず、周りにまき散らすだけでした。
やはりセメント用かと思ったり

家の内側もそんなに痛みはないが
ついでに塗りました。
左が塗ったところでかなり違いが
分ります
面戸の元の感じ

こんなに綺麗になりました
土台が天然石で屋根までの高さが3m
近くあり脚立を動かし作業をするが上がり
下がりが大変.
ここはやはりプロがやるように足場を組
むべきか

煉瓦積みの反省から塗った後1枚1枚
スポンジでふき取りました。
そのため汚れ、糞なども取れ瓦自体も
おかげで綺麗になりました
ついでに玄関の門の脇に猫の人形を埋
め込みました。
さて伝統にうるさい人は??
ついでにそれに続く塀にも
嫁さん、面白いのでもっと手に入れ
て全体に埋め込んでと宣う



 ホームへ 2005年2月16日制作




[PR]動画