10.13.2002 エセ健康住宅


 今日、以前住んでいたご近所に嫁さんが用事があると言うことで出かけることに。
着いてその奥さんと私は挨拶と2,3言喋ると後は嫁さんとおしゃべり。
その間、周辺がどのように変わったか偵察してみることにしました。

今まで空き地の所に10件近くの住宅ができていたり、わずか2年余の間に町は着実に変化しています。
その開発地とは別のところにも3軒の新築住宅が。ここは私たちが引っ越す際建てていた場所。
3軒の内1軒がまだ売れていない様子。ちょうどその1軒をオープンハウス。外観は最近の建て売りはやりの南欧風?。
南欧風は周辺に庭があってポツンと建っているのが似合うのに20,30坪に隙間なくビッシリ黄色やオレンジと色とりどり。ウ・・・・・ン。
最近、我が市周辺の建て売りのほとんどがタイル風のサイディングかこの南欧風。家のデザインまでハヤリスタリの世界か。
長期間住むんだけどなあ。住んでいる間に陳腐化してしまいそうなデザイン。
外観はさておき、大きく目立つのぼりには「徹底した健康住宅」。フンフン最近この手が多い。いったいどういう風に健康住宅か偵察することに。
玄関を入ると臭いが、無垢のフローリングに腰板。しかし何かテカテカ光る。ウレタンニスを塗ってるではないか。
営業マン曰く、無垢のままでは汚れますので、塗っておくことで無垢でもきれいでしょうとのたまう。しかもコンパネの上に貼っているとのこと。ビニール壁紙といい、これでは単に突き板の変わりに無垢板を、プラス腰板を貼っただけ。
どこが健康住宅か首を傾げたくなります。そのうち嫁さんが探しに来る。
きっかり玄関を入ったところで目を潤まし鼻を押さえ早々に退散。
そうです。我が嫁さんは高感度動くホルムアルデヒド探知機なのです。
くだんの営業マン「どうしたのですか」と問うだけでその後も社長のパンフレットを見せ、いかに健康に留意して造ったかとうとうと述べられました。
そこには「自分の娘がシックハウスになったので本当の健康住宅を造った」とあります。
社長、自分が売り出す家を見に来たのか疑いたく思えます。

 最近「健康」というフレーズが流行のように使われていますが、こんな見た目だけのまやかしも多いので注意が必要です。


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