10.15.2002 本当の自然派住宅


あることで知った自然派健康住宅の方とコンタクトをとることができ快くお宅訪問させていただけることになりました。場所は地図検索で出したものまで送っていただきました。

そろそろ近くだろうからと目をこらして辺りを伺う。うん・・ななんだこの家は。
そこは整然と綺麗に区画が並んだ住宅街。その中に土地とは斜めに建っている家。玄関側に回ってみるとしっかりこの家。外観が昔懐かしい焼杉のため外観も周囲のハウスメーカの家と異なり異彩を放っています。
ご丁寧にご夫婦でのお出向かい。早速何故この向きに家がと聞いてみますと、太陽電池、太陽光お温水器の効率をシュミレーションしたらこの方位が最高なのでとのこと。それが人間にも一番」
巷では方位学とか風水に振り回され住んでから後悔する人が多い中納得できる理由です。
玄関へのアプローチも整然植えられた植裁。 まずそこに雨水タンクが。
玄関に入って感心することしかり。
床は杉の未塗装無垢板、壁は腰板+白の漆喰。断熱材はすべて焼きコルク、見えないところもすべて自然素材で造ったとのこと。びっくりしたのは屋内の電気配線、普通のグレー色したVA、VU線でなく燃えても安全な被覆が黒い電線。床下から壁裏、天井裏まで健康に配慮した完全自然派住宅です。
部屋の間取りも1階も2階も間仕切りをなくしたワンルーム。随所に設けた吹き抜けの空間。
真壁造りで全室杉の腰板、漆喰仕上げ。
高断熱であっても、高気密ではなく、人工的に風を送るのではなく自然の風通し、第一の家です。
窓を大きく取り、風の通り道を考えた家です。雨戸は大きく隙間のできる雨戸です。
そのため雨戸を閉めていても風が良く通るようです。また、床下が穴が空いていてそこに強力なターボファン。暑いとき床下の空気を天井まで回すため。
クーラなしです。それでも夏過ごしやすいと言っていました。
外構はこれまた4角をうまく利用されています。すなわち長方形の土地に斜めに家が建っている関係で4角に3角形の土地が4つできます。玄関周り、庭、巨大な地中の雨水タンク、ミミズコンポジットを配置しています。
間仕切りを取り払ったワンルーム形式といい、私が建てたかった家が凝縮しています。周囲の設備もこれからやろうとしていることを先取りされています。
うなることしかりの家でした。

冬はどうかか興味があります。我が家は夏にリフォームし風を感じる家にしたため冬は非常に寒いです。


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