09.07.2003 現場の人間


 先日突然の停電。ご近所はと表に出て見渡すが何事もないように皆電気が付いている。
我が家だけの問題かと認識する。早速室内のブレーカを確認するが落ちていない。
表に出て引っ込用の電柱に付いているボックス内の大型のブレーカを確認すると見事落ちている。
漏電なのである。我が家の配線は不思議な組み合わせなのである。家中のブレーカは全て普通の過電流ブレーカ、メインはナイフスィッチである。引っ込み口に100Aの漏電ブレーカが付いている。昔はこういった組み合わせが多かったそうだが。
最近の住宅はこんな組み合わせはしない。
この場合末端が漏電した場合小さなブレーカは落ちず大本が落ちることとなる。
早速電力会社に電話を、吹っ飛んできてくれた。漏電測定器、通称メガーであたる。怪しそうなのは大体察しが付くのでそのコンセントを抜いてみると1台目でビンゴである。
それにしても夜中、いつでもすっ飛んできてくれる。以前も大雨の中雷の影響で停電になったときもすぐに来てくれ雨の中原因を突き止めてくれた。
思わず感謝の言葉と缶コーヒーと茶菓子を渡してしまう。

我々の接するのはこれら現場の人間である。しかし職場では低く見られており、給料も安く抑えられている。
官僚などを見れば分るようにトップはいい加減なのである。己の利益と地位と組織を守る事だけにエネルギーを使い、そのお金の出所、赤字を増やしても何ともないのである。

組織のトップに対しては尊敬の意を示し現場の人間には馬鹿にする人を見かけるがそれは反対である。
日常接することの多い現場に人間に対してこそ感謝の気持ち持つ必要があるのではと思うのだが。
皆さんはいかがお考えですか?

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